高知県産学官民連携センター

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【受講者の声】学びの先にあるもの vol.5

「自分の視野を広げる仲間に出会えるチャンス」

 

有限会社 桑田山温泉 支配人 高橋 昌伸 さん

(令和4年度土佐経営塾、令和5年度土佐MBAゼミナール・SNS活用ウェブマーケティング講座)

 

 

2022年に、地元・須崎市にUターンされた高橋さん。実家の温泉旅館で支配人として働く中、令和4年度に「土佐経営塾」を、令和5年度には「土佐MBAゼミナール」と「SNS活用ウェブマーケティング講座」ご受講いただきました。
土佐MBAを受講した経緯や、受講後の変化、また今後の目標についてお話を伺いました。

 

 

ーーまずは高橋さんのご経歴をお聞かせいただけますか?

県外の大学を卒業した後、道後のリゾートホテルに就職しました。4年ほど勤めて、最後の2年間は副支配人をさせていただきました。その後、九州の温泉地にある旅館で2年間働き、旅館の運営、実務についていろいろと学ばせていただきました。
現在は、地元の須崎市に戻り、実家である「そうだ山温泉」の支配人を務めさせていただいております。


ーー地元高知へ戻られ、支配人として働きだして程無く「土佐経営塾」を受講していただいておりますが、受講するきっかけをお教えいただけますか?

今まで、旅館業に携わり経験を積んできました。現場での実務的なやり方は多く学んできたのですが、実際に経営者として管理をしていく上では、運営状況の確認や経営上の判断が必要になります。その都度、わからない点を社長から教えてもらうというのも違うと思いますし、会社運営、実際の経営については基礎からしっかりと自身で学ばなければと感じていました。

 

土佐MBA(土佐経営塾)については、現社長でもある父から「経営について学べる場」があるという話はもともと聞いていて、関心はありましたので受講を決めました。

 


ーーありがとうございます。
「土佐経営塾」を受講して感じた講座の印象、エピソードがありましたらお教えください。


 土佐経営塾では、様々な業種の方々とグループを組み、テーマごとに議論を深めていきます。その過程で、納得できない点が浮かび上がることがあります。
例えば、カフェの運営に関する課題ではグループで経営計画を立てていくのですが、人件費・立地・営業時間・営業日数... グループメンバーそれぞれが考え方も違うし一様ではない。サービス業を経験したことがないメンバーからは、労働8時間以内と週休2日は譲れない!という意見もありました。

 

自分の当たり前が、全然当たり前じゃなかったんだなぁ...と気付かされました。
業種や立場によって違う視点を持っていることを理解することもできましたし、議論をしていく中でお互い納得のいく結論を探す貴重な経験にもなりました。

 

ーー様々な業種の方の意見に触れることが貴重な体験になったわけですね...
土佐経営塾での経験は、現在の仕事にも影響していますか?


実際にサービス業に従事していると、連休が取りにくく、土日は正直なところ休みづらいというのがあります。従業員もいろいろな属性の方がいて、考え方も様々です。
私自身以前と比べ、従業員さん、アルバイトさんからの就業希望に自然と向き合えるようになったと思います。土佐経営塾で、多様な考え方がある事を自然とインプットできましたし、現場で従業員と接することで腑に落ちた点はあります。

 

ーーありがとうございます。
土佐経営塾修了後、令和5年度も土佐MBAの講座をご受講頂いていますが、継続して学ぶ理由をお聞かせいただけますか?

 

令和5年度は「土佐MBAゼミナール」と「SNS活用ウェブマーケティング講座」を受講しました。

「土佐MBAゼミナール」ではビジネスの基本部分を実践的に学べました。土佐経営塾よりもライトにビジネス知識を実践的に学べる内容でしたので楽しく受講できました。
 

「SNS活用ウェブマーケティング講座」では、SNSを中心としたマーケティングが実務的に詳しく学べました。一線で活躍してる人が直接教えてくれるのは価値があると感じました。自身が詳しくないことについて具体的に示していただく講座でしたので、講座後に自分でもやってみようという気持ちにさせられましたし、職場でも利用、実践しています。

 

自身が仕事をしていく実務の中で得られることは日常的に多いし重要なのですが、講座に参加することで、知識を増やしたり、手法を学んだりすることで普段の業務にも活用できると考えています。


自分で本を買ったり、ネットで検索をしたりしても学ぶことはできるのですが、具体的な方法や実務的なテクニックは意外と詳しく載っていなかったりするんです。講座に参加することで、実践的な手法などを身につけたいと考えています。
 

今後も、自身が興味のある話題や、取り組みたい内容の講座があれば参加したいという思いは強いです。

 

令和5年度土佐MBAゼミナールにて 数字と向き合う高橋さん

ーーありがとうございます。今後の目標をお教えいただけますか?
 

とにかくいろいろ学びながら吸収し続けたいと思っています。
 

自身の会社では、業務の改善にも取り組みたいと考えています。業務の見える化を進めていき、属人的な運営ではなく「個人に頼らない・みんなが活躍し・お互いが活躍できる」職場を目指しています。
 


ーー最後に現在土佐MBAの受講を検討されている方やビジネスで悩んでいる方へメッセージをお願いします。

高知県内でもいろいろな講座が開催されています。
まずは、飛び込んでみてください。
あまり、迷っていても現状は変わりませんし、仕事に変化は生まれません。私自身、講座を受講して損したと思ったことはありませんし、実際に興味を持てる講座を一度体験してもらうとわかると思います。一歩を踏み出すと、新たな景色が広がると思います。


講座への参加は、多くの人に出会える場でもあります。自分の視野を広げる仲間に出会えるチャンスが土佐MBAにはあるはずです。

 

高橋さんがR5年度に受講した講座(「土佐MBAゼミナール」「SNS活用ウェブマーケティング講座」)の開催レポートはこちらからご覧いただけます。