高知県産学官民連携センター

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2018/12/12 第15回シーズ・研究内容紹介「新しい陸上養殖の可能性について」|産学官民連携センター

更新日 : 2019/07/30
開催日 : 2018/12/12
時間 : 13:15-15:30
講師 : 高知県海洋深層水研究所 主任研究員 堀田 敏弘 氏
開催場所 : 高知県海洋深層水研究所

 

講師

●高知県海洋深層水研究所 主任研究員 堀田 敏弘 氏

堀田 敏弘 講師

【プロフィール】
広島大学生物生産学科卒業(1987年)
広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程前期(修士)修了(1989年)

【研究分野・テーマ】
海洋深層水、水産生物、養殖

研究内容

県内産アマゴ(サケ目サケ科、降海型はサツキマス)を使用し、海洋深層水を活用した海水馴致試験では高い馴致率(88%)を達成できました。
馴致したサツキマスを10月まで継続して飼育すると、平均体重で500gに成長しましたが、個体差がやや目立ちました。
深層水サツキマスと県内河川産サツキマスの品質を比較した結果、どちらもサケ科特有のやや柔らかい身質でしたが優劣は付け難かったです。身の色は深層水サツキマスの方が赤味が強く、また、経時的に深層水サツキマスの品質評価を行うと、成長の早い魚である為か「脂の乗り」の変化が早いように感じられました。
今後は成長の個体差が少ない飼育方法や、「脂の乗った旬」の期間を延ばす飼育方法について検討する必要があると考えています。


※発表時のスライド(抜粋)

スライド1
スライド2

スライド3
スライド4
 

産学官連携の事例

(株)ヒワサキ、海洋深層水研究所、室戸漁業指導所
「室戸海洋深層水を利用したサツキマスの養殖ビジネス」の表題で、平成29年度海洋深層水利用学会全国大会で報告。
 

産学官民連携に対するメッセージ

サツキマスと同様な生活環を持つ水産生物に対して、この手法を応用して馴致し海洋深層水を使って養殖できる可能性があります。
 

キーワード

海洋深層水、陸上養殖
 

関連URL・連絡先

【連絡先】
0887-22-3136

 
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