更新日 : 2022/02/02
開催期間 : 2020/09/30 〜 2020/10/07
講師 : 高知県立大学 社会福祉学部 鈴木 孝典 准教授
開催場所 : オンライン配信
講師
●高知県立大学 社会福祉学部 鈴木 孝典 准教授
プロフィール
【学位】 博士(人間学)
【経歴】
1998年 神奈川県立精神保健福祉センター 非常勤相談員
2000年 大正大学 文学研究科 社会福祉学専攻修士課程 修了
2000年 医療法人丹沢病院 精神科ソーシャルワーカー
2003年 神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 助手
2007年 高知女子大学 社会福祉学部 講師
2009年 大正大学 人間学研究科 福祉・臨床心理学専攻 博士後期課程 修了
2011年 高知県立大学 社会福祉学部 准教授
【研究テーマ】
社会福祉学(主に精神保健福祉、障害者福祉)・障害者の地域生活支援(主に居住支援)ほか
研究内容
現在、(1)糖尿病など内科的管理を要する疾患と精神障害を抱えながら地域生活を送る高齢の方の生活支援の効果モデルの開発、(2)障害福祉サービスの効果的な支援方法及びその評価指標の開発という2つのテーマについて研究を進めています。いずれの研究も、先駆的な実践を創生するソーシャルワーカーなどの専門職者、その支援を受けている人々及び他の研究機関の研究者との協働によって展開しています。
2つの研究に共通することは、「高度な専門性と熟達した技能を有し、各分野、地域でリーダーとしての役割を果たしている専門職者」と「その専門職者から支援を受けることで回復や生活の質の向上に至った当事者」の「経験知・暗黙知」と「ライフヒストリー」から、「形式知」(理論やモデル)を創造しようとする視点と概念枠組みです。この視点と概念枠組みは、研究活動に限らず、それぞれの保健医療福祉の現場において、新任職員の養成教育や支援システムの形成、職員の業務整理などにも活用できると考えます。
※発表時のスライド(抜粋)










産学官民連携の事例
・精神保健福祉士の活動評価及び評価方法の開発(厚生労働省、(公社)日本精神保健福祉士協会、他機関の研究者など)
・障害者の地域移行及び地域生活支援サービスの活用促進のためのガイドラインの開発(厚生労働省、障害者相談支援事業所等の支援者、他機関の研究者など)
産学官民連携に対するメッセージ
障害福祉分野、精神保健福祉分野の実践及び支援システムの発展には、実践者の「知」、当事者の「知」、政策立案者の「知」、そして研究者の「知」が結びつく「場」と「機会」が不可欠です。この「シーズ・研究内容紹介」が、その起点になることを願ってやみません。
関連情報(特許・書籍等)
石川到覚監修、岩崎香、北本桂子編(2015)『〈社会福祉〉実践と研究への新たな挑戦』新泉社(共著)、
一般社団法人日本精神保健福祉士養成校協会編(2016)『精神保健福祉士の養成教育論ーその展開と未来』中央法規出版(共著)など多数
キーワード
実践分析研究、実践と研究のスパイラルアップ、リーダーの役割
連絡先・関連URL
【連絡先】
t-suzuki@cc.u-kochi.ac.jp

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