高知県産学官民連携センター

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2020/12/09 令和2年度第5回シーズ・研究内容紹介「培養細胞を用いた呼吸器疾患の解析とその後の研究展開」|産学官民連携センター

更新日 : 2021/11/30
開催期間 : 2020/12/09 〜 2020/12/16
講師 : 高知リハビリテーション専門職大学 リハビリテーション学部 作業療法学専攻 高野 康夫 教授
開催場所 : オンライン配信

 

講師

●高知リハビリテーション専門職大学 リハビリテーション学部 作業療法学専攻 教授 高野 康夫 

プロフィール

学位:博士 保健学(徳島大学大学院栄養学研究科博士課程)
職歴:
1978年 高知医科大学医学部 助手
1987年〜1989年 海外研修(アメリカ南フロリダ大学医学部内科学講座・病理学講座;客員研究教授)
1989年 高知医科大学 復職
1996年 高知医科大学 講師
2003年 畿央大学健康科学部 教授
2016年 高知リハビリテーション学院 特任教授
2019年 高知リハビリテーション専門職大学 教授(現在に至る)

【研究テーマ】
健康科学、呼吸器細胞学、生理活性物質

研究内容

 現在、種々の疾患(呼吸器・循環器・がん・脳神経変性の各疾患)や老化は活性酸素との関連が指摘されています。呼吸器に及ぼす活性酸素の障害作用を検討する目的で、肺胞壁から二型肺胞上皮細胞を単離・培養して、細胞レベルで検討しました。この中で活性酸素による細胞障害を抑制する物質(抗酸化能を有する物質)を香辛料の成分中に見出すことができたので、さらにこの研究を発展させるために他の抗酸化物質の探索を考えています。高知県の農林水産資源の天然化合物からこれらの新機能性物質を見出し、高知県の一次産業・二次産業の振興に寄与し、これら関連分野の企業や団体・個人との連携もできればと考えています。また抗酸化能の研究解析では活性酸素関連疾患の創薬にもつながる可能性を秘めています。現在、天然化合物のなかでも特に生体の3次機能としての生体防御や機能調節作用を有する香り成分のイソプレノイドに注目しています。イソプレノイドは香料・精油成分としても重要で、香辛料・ハーブ、野菜などの香りの強い植物性食品や森林浴に代表されるように、森林を構成する樹木から放出される揮発性のにおい成分等にも含まれています。


※発表時のスライド(抜粋)


スライド1 スライド2 スライド3 スライド4 スライド5 スライド6 スライド7

産学官民連携に対するメッセージ

 

高知県の農林水産資源の天然化合物から抗酸化能を有する新機能性物質を見出し、高知県の一次産業・二次産業の振興に寄与し、これら関連分野の企業や団体・個人との連携もできればと考えています。

キーワード

活性酸素関連疾患、二型肺胞上皮細胞、イソプレノイド、抗酸化能

連絡先

〒781-1102 土佐市高岡町乙 1139-3

TEL:088-850-2311

 

 
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