高知県産学官民連携センター

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2019/11/20 令和元年度第12回シーズ・研究内容紹介「機械学習による災害につながる気象現象検出の試み」|産学官民連携センター

更新日 : 2020/04/14
開催日 : 2019/11/20
時間 : 18:30-20:00
講師 : 高知大学 理工学部情報科学科 本田 理恵 教授
開催場所 : ココプラ

 

講師

●高知大学 理工学部情報科学科 本田 理恵 教授

【プロフィール】
名古屋大学大学院理学研究科博士課程前期修了(1989年)
名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期単位取得退学(1992年)
高知大学理学部 助手(1993年~) 
名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期修了(博士(理学))(1993年)
高知大学理学部 助教授(2006年~) 
高知大学理学部門 准教授 (2008年~)
高知大学理工学部門 教授 (2017年~)

研究内容

 当研究室では、画像処理、画像認識、機械学習、データマイニング、地球環境情報、月惑星探査搭載カメラの開発・運用・画像解析などの研究テーマを扱っている。2000年代半ばから、衛星画像をテストベッドとして、時空間データからの知識発見のアルゴリズムの開発と評価、分散処理化を主なテーマとし、これに加えて後述の様々なテーマを検討している。研究例としては、気象・防災関係では、気象画像からのオブジェクト抽出と意味付け、時空間データとしてみた気象画像からの共起変動パターンの抽出、気象レーダデータからの降水コア抽出、ディープラーニングによる気象監視カメラからの漏斗雲(竜巻)の自動抽出などの事例がある。農林業などに関連する取り組みとしては、衛星画像(MODIS)からの植物活動の季節変化と植生分布の変化の検出の試みといった例がある。また月惑星探査関連では画像からのクレータ自動抽出、JAXA,NHKとの共同研究による月周回衛星かぐやのハイビジョンカメラの運用計画システム、データアーカイブの構築、最近では小惑星探査機はやぶさ2搭載カメラの撮像支援、画像解析などを行なっている。


※発表時のスライド(抜粋)


スライド1 スライド2
スライド3 スライド4

産学官民連携の事例

セレーネ衛星搭載ハイビジョンカメラ軌道運用計画系の検討・NHK (2006年〜2009年)

 

産学官民連携に対するメッセージ

みなさんの周りにあふれ始めた時空間データの活用について、参考になるところがあれば幸いです。

 

関連情報(特許・書籍等)

日本映画テレビ技術協会技術開発審査員特別賞受賞(月周回衛星「かぐや(SELENE)」が映し出した月と地球に関する撮影システム, かぐやHDTVグループとして)


【論文】
本田理恵, 林諒,   時空間変動データからのホットスポット自動抽出・要約システムの開発 (宇宙科学情報解析論文誌 ,第七号, 33-42 )2018
藤井祐貴,檜垣啓汰,中山慎也,本田理恵,佐々浩司,  ネットワークカメラを用いた災害情報マイニングの試みー深層学習による竜巻とその前兆状態の検出ー (DEIM  Forum)  2018

 

キーワード

機械学習、災害、気象現象、ディープラーニング、時空間変動

連絡先・関連URL

【連絡先】

honda@is.kochi-u.ac.jp

 
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