高知県産学官民連携センター

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2019/12/11 令和元年度第13回シーズ・研究内容紹介「光を使って磁界を観る」|産学官民連携センター

更新日 : 2020/03/03
開催日 : 2019/12/11
時間 : 18:30-20:00
講師 : 高知工科大学 システム工学群 電子系 田上 周路 准教授
開催場所 : ココプラ

 

講師

●高知工科大学 システム工学群 電子系 田上 周路 准教授

田上 周路 准教授

●学位
博士(工学) 

●職歴
2005年~2006年 広島大学 産学連携センター 講師
2007年~2009年 京都大学 工学研究科 研究員
2009年~2010年 京都大学 先端医工学研究ユニット 特定助教
2011年~2018年 岡山大学大学院自然科学研究科 助教
2018年~    高知工科大学システム工学群電子系 准教授
 
【研究分野・テーマ】
光応用工学・光計測、光ファイバセンサ、生体光工学

研究内容

 電子機器から発生する電磁界強度を空間的に取得し画像化することで、電磁界分布の直感的な評価が可能となる。また、得られた空間分布情報から逆問題を解くことで、発生源の位置が推定できる。我々は、これまでアルカリ金属蒸気をガラスセルに封入してセンサヘッドとして用いる光学式磁界センサを構築し、交流磁界計測への適用を検討してきた。空間分解にはミラーアレイデバイスを用い、直径10 mmの円領域を0.3 mm以下の分解能で画像化した。本研究では、センサヘッドに張り付けた金属細線に交流電流を流すことで生じる交流磁界分布を取得し測定結果とした。

 次に、細線を流れる電流から生じる磁界分布のうち、センサの感度方向成分を計算によって求めた。これらの測定結果と計算結果を比較することで信号源の位置推定を行った。比較結果から、センサに対する信号源の深さは実際に対して非常に近い値となった。本検討により、投影された交流磁界分布の取得による信号源位置推定の高精度化が示唆される。


※発表時のスライド(抜粋)


スライド1
スライド2

スライド3
スライド4
 

産学官連携に対するメッセージ

色々な出口を想定して研究を実施しておりますが、想定外の出口も期待しておりますので、色々とコメントいただけると有難いです。

キーワード

電磁界計測・信号源推定・アルカリ金属

連絡先・関連URL

【関連URL】

http://www.ele.kochi-tech.ac.jp/elelabo/taue/index.html

【連絡先】

taue.shuji@kochi-tech.ac.jp

 
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