高知県産学官民連携センター

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2018/11/21 第14回シーズ・研究内容紹介「画像認識AIとIoT(Internet of Things)とビッグデータの研究」|産学官民連携センター

更新日 : 2019/03/08
開催日 : 2018/11/21
時間 : 18:30-20:00
講師 : 高知大学 教育研究部 自然科学系理工学部門(理工学部・情報科学科) 豊永 昌彦 教授
開催場所 : ココプラ

 

講師

●高知大学 教育研究部 自然科学系理工学部門(理工学部・情報科学科) 豊永 昌彦 教授

豊永 昌彦 教授

【プロフィール】
山口大学文理学部理学専攻(物理学)卒業(1979年)
神戸大学大学院理学研究科(理学修士)卒業(1981年)
神戸大学大学院自然科学研究科(博士後期課程)中退(1982年)
松下電器産業株式会社入社(1982年) 
大阪大学大学院工学研究科(工学博士)(1995年)
松下電器産業株式会社退職(2002年)
高知大学教授 現在に至る(2002年~) 

【研究分野・テーマ】
自動設計手法、LSI設計法、組合せ最適化手法、人工知能実装法、ビッグデータ分析法

研究内容

当研究室のテーマは、主に3つです。
1) IoTに実装できる軽量CNN(畳込みニューラルネット)の研究:IoTが集める膨大なデータは、インターネット通信を混乱させます。これを事前に防止するには、何らかのデータ抽象化でデータ削減する必要があります。そこで、軽量CNNの研究によりIoT実装で問題を解決する方法を研究しています。
2) ビッグデータ利用における個人情報保護の研究:IoTも含め、集められたビッグデータから個人情報を保護することがこの分野のボトルネックです。これを根本から解決するため、データを数理モデルで抽象化し、分析時に再現する方法を研究しています。これにより、完全な個人情報保護とビッグデータ利用が両立できます。
3)その他の研究:地図やグラフ上の最短経路探索法、作業順などのスケジュール調整(ジョブスケジューリング)技術、汎用最適化手法(シミュレーテドアニーリング法)の研究などです。


※発表時のスライド(抜粋)

 
スライド2
 

産学官連携の事例

・委託研究 複数ECUの統合シミュレーションシステムの研究開発 特定ものづくり基盤技術 経済産業省(継続中)(2016年-2018年)
・共同研究 高品質・高性能な新規組込ソフトプロトタイピング 相手先 株式会社先端システム技術研究所(2016年)
・委託研究 配線プログラムの研究(ミニマルファブ関連) 相手先 株式会社ロジックリサーチ(2013年)
・共同研究 教育ソフトウェアの研究 相手先 CIJほくでん(2010年)

産学官民連携に対するメッセージ

皆さまを刺激し、役立つ研究につなげられればと思います。すこしでもご興味をお持ちいただけましたら、お声掛けください。
 

関連情報(特許・書籍等)

・論理回路の自動合成方法 特許2828443
・High level synthesis method for semiconductor integrated circuit  USP 7,237,220
・LSI design system USP 7,100,136
など 国内特許出願56件、米国特許取得26件
 

キーワード

画像認識技術CNN、ビッグデータ分析SOM、組込みシステム
 

連絡先

【連絡先】
TEL:088ー844-8342
 

 

 

 
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