【開催レポート】土佐経営塾 2025
2025年9月から翌年1月にかけて、約4か月間にわたり「土佐経営塾」を開催しました。
土佐経営塾は、経営者・リーダー向けの実践型講座として16年の歴史を重ねてきたプログラムです。本講座では、経営判断のための「舵切り力」と、周囲を巻き込む「共創力」を身につけることを目的に、全13回のセッションが行われました。
本レポートでは、受講者が講座を通じてどのように思考を深め、迷い、判断していったのか、その過程をたどります。

忙しさの中で、それでも「考える時間」を選ぶ
土佐経営塾の受講者の多くは、日々の仕事を抱えながら参加しています。
課題に取り組む時間が、仕事終わりや休日になることも少なくありません。
それでも、自分自身の判断や思考と向き合う時間を後回しにしない。
そうした覚悟を持った人たちが、この講座に集いました。
土佐経営塾は、答えを教える講座ではありません
土佐経営塾で講師が提示するのは、「正解」ではありません。
扱うのは、実際の経営に近いケースや、自身のビジネスそのものです。
事前に自分なりに理解を深めたうえで討議に臨むからこそ、意見が割れることもあれば、判断に迷う場面もあります。
むしろ、その迷いこそが学びの中心です。
答えをもらうのではなく、自分で判断する力を鍛える。
それが、土佐経営塾の一貫したスタンスです。
受講前に、すでに学びは始まっている
本講座は、説明会や面談を経て受講者が決定されます。
受講が決まった後には事前課題が課され、開講前から学びは始まります。
数字に向き合うこと、自分の考えを言語化すること。
「分かっているつもりだったが、説明しようとすると難しい」
多くの受講者が、早い段階でそうした壁に直面します。
自分の理解を一度、自分自身で確かめる
このプロセスが、受講者が講座にのぞむ際の基礎となります。
討議の連続が、経営者の思考を揺さぶる
講座前半では、会計や財務といった基礎的なテーマを扱いながら、数値を根拠に判断する力を徹底的に鍛えます。
分かっていたはずの知識が、実際の判断となると使えない。
他者の意見を聞くことで、自分の思考の偏りに気づかされる。
討議の場では、そうした“揺さぶり”が何度も起こります。
特に中盤の経営計画策定では、限られた条件の中で、各グループが異なる判断を導き出しました。
前半で積み重ねてきた思考や視点が「経営判断の重さ」として試される場面となりました。

立場も業種も異なるからこそ、視点が刺さる
土佐経営塾の特徴の一つが、受講者の多様性です。
経営者、管理職、自営業など立場はさまざま。
年代や業種も異なるメンバーが、同じテーマに向き合います。
自分では当たり前だと思っていた判断が、他者から見ると全く違って見える。
その違和感が、新たな視点を生み出します。
一人で考えていては辿り着けなかった答えに、討議を通じて近づいていく。
このプロセスそのものが、講座の大きな価値となっています。
答えではなく、「考え続ける視点」を持ち帰る
講座は、マーケティングや自身のビジネスを題材に、より具体的に「自分の事業」と向き合う段階へと進みます。
前半で積み重ねてきた知識や議論は、ここで初めて「自分の判断」として試されます。
講座後半で得られるのは、完成された答えではありません。
経営者として、何を基準に考え、どう選び取ろうとしているのか。
その視点を、自分なりに持ち帰ることです。
議論は一人で完結するものではなく、同じ仲間との対話を通じて、少しずつ自分の言葉へと編み直されていきます。

修了はゴールではなく、スタートライン
全課程を終え、修了式を迎えた受講者の表情は、開講時とは大きく異なっていました。
「考え続ける覚悟ができた」
受講者ひとりひとりにそんな変化が感じられます。
ここで得た学びは、修了とともに完結するものではなく、
日々の経営判断の中で、繰り返し立ち返るための軸となっていきます。
考え続ける経営者であるために
土佐経営塾は、短期的なノウハウを提供する講座ではなく、
判断に迷ったとき、立ち止まり、考え、選び取る力を育てる場です。
もし今、
一人での判断に限界を感じているなら
自分の考えを深める時間を持ちたいと感じているなら
土佐経営塾は、そのための本気の学びの場を提供します。



