【第3回シーズ・研究内容紹介】第二言語で作られたオンライン動画を専門分野の教育で活用するための試み

　YouTube等で公開されている優れた動画教材が英語で作成されているために、授業で活用することを躊躇している大学教員は少なくありません。第二言語として、大学までにある程度の英語力は身につけているはずですが、多くの大学生が専門的な知識を英語で学ぶことができるレベルかどうかは疑問が残ります。近年では、CLIL(Content and Language Integrated Learning)と呼ばれる教科内容と言語を総合的に学習する試みもなされていますが、語学スキルのばらつきがあり、対応が容易ではありません。
　この講座では、最近のコンピューターでの自然言語処理の状況に触れつつ、動画の字幕を分析し、内容理解のために抽出した語彙等の情報を可視化して、動画の視聴前に提供する手法や、字幕フレーム単位で発話速度(WPM)等からその難易度を推定する方法についての研究をご紹介します。

◆配信◆
配信期間：令和４年10月12日（水）～10月19日（水）
受講料：無料
実施方法：オンライン（録画）

◆講師プロフィール◆
2003年　神奈川大学大学院　理学研究科　情報科学専攻　博士前期課程　修了
2006年　神奈川大学大学院　理学研究科　情報科学専攻　博士後期課程　修了【博士（理学）】
2006年～2021年　神奈川大学理学部　非常勤講師
2010年～2011年　津田塾大学　教育GP　特任助教
2014年～2017年　東京交通短期大学　運輸科　准教授
2017年～2021年　松蔭大学　観光メディア文化学部　教授
2022年　高知学園短期大学　幼児保育学科　教授